1決めておくこと
- 言葉の合図:誰が聞いても分かる、短い言葉
- 動作の合図:声が出ないときのために、手を2回たたく、肩を軽くたたくなど
- 合図が出たら、全員が理由を聞かずに止まること
- 止まったあと:服を整える、水を飲む、部屋を出る、帰る。選ぶのは止めた本人
- 戻るかどうか:決めるのは止めた人だけ。戻らない選択も同じ重さで扱う
- 最初の練習:服を着た状態で、合図を1回試して全員が止まれるか確かめる
2書き込み例
下は書き方の例です。そのまま写さず、自分たちの言葉に直して、全員が声に出して読み合わせます。
- 言葉
- 「ストップ」「ちょっと休もう」。後者は一時停止、前者は終わりの意味
- 動作
- 相手の腕を手のひらで2回たたく。声が出ないとき、体が動かないときも使える
- 止まったら
- 理由は聞かない。3人とも手を止めて離れ、止めた人が落ち着くまで待つ
- 止めた人に
- 責めない、ため息をつかない、「なんで」と聞かない
- 戻る・戻らない
- 戻るか帰るかは止めた人だけが決める。戻らなくても、誰も責めない
- 自分たちの欄
3決まらないときの選択
- 合図を2種類にする一時停止(少し休む)と、終わり(全部やめる)に分けると、言い出す負担が軽くなります。
- 紙に書いて見える所に置く覚えきれない人がいるなら、合図の一覧を紙に書いて見える所に置く。スマホで撮らず、紙にします。
- 練習で止まれなかったら、やめる服を着た状態の練習で、全員が止まれなかったり、笑って流したりしたなら、その日はやめます。
- 今回は見送る合図を決めること自体を嫌がる人がいるなら、それは見送りの合図です。
この項目で揉めやすい理由
止めたくても、声が出ない、体が動かない、という状態になることは珍しくありません。緊張や恐怖で体がすくんでしまうことがあり、警察庁の性犯罪の資料にも、同意しない意思を示すことが困難になる原因のひとつとして、このような状態があげられています。だから合図は、言葉だけでなく動作でも決めておきます。
合図が決まっていても、止めた人が責められる空気では使えません。「せっかくなのに」「盛り上がっていたのに」という反応は、次に合図を出す人を黙らせます。止まったあとの接し方は、合図そのものよりも、守られているかどうかが重要です。
合図が出たのに続けられた、止まってもらえなかった、という場合は、被害として相談できます。性犯罪被害の相談は、全国共通の短縮番号 #8891(性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター)や、警察の相談窓口で受け付けています。
よくある迷い
合図を出した人が、あとで「やっぱり大丈夫」と言ったら?
戻るかどうかは止めた本人が決めます。ただし、周りが「戻ってほしい」と促す形にならないよう、戻るときも、本人が自分の言葉で伝えるまで待ちます。
合図は事前に何回も確認すべきですか?
回数よりも、練習で全員が止まれることと、止まったあとの接し方が合意されていることのほうが大切です。
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