1決めておくこと
- 避妊の方法:用意するのは誰か。全員が同じ方法で守るか、使い方に不安がある人はいないか
- 検査:どの感染症を、いつ、どこで受けるか。受けてから会うまでの間隔
- 結果の扱い:会う前に見せ合うか。見せ合えない人がいるときは会わないか
- 症状があるときの扱い:しこり・ただれ・痛み・おりものの変化などがあれば延期できるか
- 避妊がうまくいかなかったとき:止める、全員に伝える、相談先を決める、費用をどう分けるか
- 後日、陽性と分かったとき:誰に、いつまでに連絡するか
2書き込み例
下は書き方の例です。そのまま写さず、自分たちの言葉に直して、全員が声に出して読み合わせます。
- 避妊
- 用意は各自。開始前に3人の見える場所に出して、使い方を確認してから始める
- 検査
- 会う日から2週間以内に受けた結果を、会う前に見せ合う。結果の日付と、その検査より前の機会からの経過も言い合う。見せられない人がいれば延期
- 症状
- 前日でも当日でも、気になる症状があれば理由を言わず延期できる
- うまくいかなかったとき
- その場で止めて全員に伝える。翌日までに薬局か産婦人科に相談し、費用は割り勘にする
- 陽性と分かったら
- 1日以内に全員へ連絡し、各自が医療機関を受診する
- 自分たちの欄
3決まらないときの選択
- 結果がそろうまで日程を決めない検査を受けていない人がいるなら、日程を先に決めず、結果がそろってから日を決めます。
- 確認できない人とは、会わない「検査したから大丈夫」という言葉は、見せてもらえない限り確認できません。結果を見せられない人とは、会うこと自体を見送ります。
- 避妊の方法を変える・増やす使い方に不安がある、肌に合わない、といったときは、方法を見直してから日程を決めます。
- 今回は見送る時期が合わない、結果が間に合わない、症状が気になる。どれも見送る理由として十分です。
この項目で揉めやすい理由
検査には「ウインドウ期」があります。感染してからしばらくは、検査で陰性と出てしまう時期があり、HIVでは、感染の可能性がある機会から核酸増幅検査で2〜3週間以上、抗体検査で1か月以上たっていれば陽性になる可能性が高い一方、3か月以降の再検査が勧められています(厚生労働省)。つまり検査結果は「検査を受けたその時点まで」の記録で、そのあとに別の相手との機会があれば、古い結果は役に立ちません。見せ合うのは、結果の日付と、そのあとの経過を含めて確認するためです。
自治体によっては、保健所などで匿名・無料の検査を行っています(厚生労働省 梅毒Q&A)。実施の有無や日時は地域で違うため、お住まいの保健所に確認します。梅毒など他の感染症は、検査を受ける時期がHIVとは異なります。症状の有無にかかわらず、受診時には「感染の可能性がある時期」を医師に伝えるのが大事です。
感染症がうつった場合、自分だけが治療しても、パートナーが治療しなければ再び感染します。梅毒について厚生労働省は、診断された場合は性的なパートナーも必ず医療機関を受診して治療を受けることが重要としています。「陽性だったら連絡する」を取り決めに入れておく理由はここにあります。
避妊がうまくいかなかったとき、緊急避妊薬は時間が大切で、72時間以内の服用が目安とされています。薬局で買える場合と、産婦人科で処方を受ける場合があり、制度が変わりやすい部分です。厚生労働省の案内や、お近くの産婦人科・薬局に早めに確認してください。
よくある迷い
お互いに信頼しているので、検査の話は不要では?
信頼と確認は別のものです。信頼している人ほど、確認の話をしても気まずくならないよう、「全員に同じことを聞く」形にすると、話し出しやすくなります。
このサイトは医療の相談先ですか?
いいえ。医療の判断はできません。症状があるとき、検査の時期を知りたいときは、保健所または医療機関に確認してください。
公的な出典・相談先
- 厚生労働省「HIV検査・相談マップ」の知識のページ(ウインドウ期と検査を受ける時期)
- 厚生労働省「梅毒」
- 厚生労働省「梅毒に関するQ&A」(コンドームの限界・保健所の検査)
- 厚生労働省「性感染症」
- 厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に基づく緊急避妊に係る取組
制度や案内は変わることがあります。最新の内容は各ページで確認してください。このサイトは医療や法律の判断はできません。
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