取り決めシート 5/8 場所・お酒・帰り方

3Pの取り決め⑤|場所・お酒・帰り方

場所・お酒・帰り方は、同意の質にかかわる項目です。お酒が入ると「いいよ」の返事がぶれ、止めたいときに止めにくくなります。決めるのは、場所、時間、飲む量、費用の分担、帰り方(泊まらない選択を含む)の5つです。

決まらない項目が1つでもあれば、その回は見送る。見送ることは失敗ではなく、取り決めの結果のひとつです。

更新日:2026年10月31日|3p3p.jp編集部

1決めておくこと

  • 場所:誰の部屋か、外の施設か。自分が帰りたいときに帰れる場所か
  • 開始と終了の時刻、延長しないこと
  • お酒:飲むか、飲まないか。飲むなら上限(0杯/1杯まで)と、守れているか確認する人
  • 費用:場所代・飲食代を誰がどう分けるか。当日に請求しない
  • 帰り方:終電、タクシー、泊まる場合の部屋の割り方。「泊まらずに帰る」を選べること
  • 体調が悪くなったときに、誰が何をするか

2書き込み例

下は書き方の例です。そのまま写さず、自分たちの言葉に直して、全員が声に出して読み合わせます。

場所
3人とも道順が分かる、中立の場所。誰かの自宅は避ける
時間
19時開始、22時終了。延長はしない
お酒
飲まない。飲みたい人がいる場合も、始める前の1杯までにする
費用
場所代は3人で割る。飲食は各自。当日の追加請求はしない
帰り方
終電前に出る。泊まらずに帰ってよい。タクシー代は割り勘にする
自分たちの欄

3決まらないときの選択

  1. お酒をなしにする量の上限が決まらないなら、いっそ飲まない。決まらない時点で、判断力がゆらぐ可能性があるサインです。
  2. 場所を帰りやすい所にする誰かの自宅だと、帰りたくても帰りにくくなります。出入りが自由で、終わったらすぐ出られる場所を選びます。
  3. 時間を短くする終電を逃さない、翌日の予定を空けない、といった理由で時間が決まらないなら、短く区切ります。
  4. 今回は見送る場所や費用でもめる、お酒を飲みたい人がやめられない。どれも見送りの合図です。

この項目で揉めやすい理由

お酒は、同意の「質」に直接かかわります。酔うと、本当は嫌なのに「いいよ」と言ってしまったり、止めたいのに言葉が出なかったりします。2023年の刑法改正では、アルコールや薬物の影響などで同意しない意思を形づくったり、示したり、貫いたりすることが難しい状態での性的な行為は、処罰の対象になりうると整理されています(法務省・警察庁)。「飲んでいたから覚えていない」「飲ませたから同意が取れた」は通りません。

場所の取り決めは、「帰りたいときに自分の意思で帰れるか」を基準にします。自分の部屋は安心でも、相手の部屋やホテルで、終電を逃した状態では帰りにくくなります。帰る手段(終電の時刻、タクシーの手配、家までの距離)を先に確かめておくのは、「帰らない」の選択肢を守るためです。

費用を決めないで進めると、当日のやりとりが気まずくなります。お金の話が尾を引くと、あとから「あの人に出させた」「出させられた」という負い目が残り、断りにくさにつながります。分担の仕方は何でもかまいませんが、事前に決まっていることが大事です。

よくある迷い

お酒は少しなら問題ない?

量の感じ方は人によって違います。上限を数字で決め、守れているかを確認する人を決めておくと、判断がぶれにくくなります。迷うなら「飲まない」が確実です。

泊まるか帰るか、その場で決めてよい?

その場で決めると、帰りたいと言い出しにくくなります。「泊まらずに帰る」を選べることを、先に書いておきます。

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